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関節・美容成分「ヒアルロン酸」を徹底比較!

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化粧品材料におけるヒアルロン酸のシェア

今、人気の成分として、毎日耳にしない日がないくらいなのが「ヒアルロン酸」です。ヒアルロン酸とはムコ多糖類の代表的な成分で、体や関節の動きをスムーズにするために、体液状で体内のあらゆるところに存在しています。特に関節では、関節液や関節軟骨に多く存在し、潤滑油として働いています。

ヒアルロン酸の大きな特徴は1gで6リットルの水を保持できるというその保水性で、それにより軟骨の持つクッションの役割を補完・代替してくれることから、関節系のサプリメントの主要成分として重宝されている、というわけです。

日本国内でヒアルロン酸が医薬品として販売されたのは1987年ですが、これはその変形性膝関節症への効能が薬効として認められたためです。

さてそうした関節痛にうれしい効果が期待されているヒアルロン酸ですが、上記のようにその高い保水力から、保湿剤として機能性化粧品にも多く利用されている人気成分の1つです。

では具体的にそうした化粧品の材料におけるヒアルロン酸のシェアというのはどれくらいあるのでしょうか?

富士キメラ総研による2010年の調査では、まず主要33品目の化粧品市場は全体で1兆4,883億円とのことです。1兆円を超えるなかなかの市場規模ですね。

一方、その中で利用されている材料は826億円とのことです。化粧品全体の市場規模からすれば2ケタ少ない規模、ということですね。残り全てが粗利、ということはもちろんありませんが、化粧品の高値の裏にはかなりの間接経費が含まれているのは間違いなさそうですね。

その構成としては以下のようなシェアのようです。

・保湿剤:41.6%
・油分:8.9%
・界面活性剤、乳化剤:5.5%
・色材:10.0%
・高機能材料他:34.0%

ヒアルロン酸はこの中では保湿剤に含まれることになります。

また、商品カテゴリー別に見るとこういうことのようです。

・スキンケア:465億円
・メイクアップ:161億円
・ヘアケア:121億円
・オーラルケア:47億円
・ボディケア:31億円
・合計:826億円

では肝心のそのヒアルロン酸のシェアですが、45億円/15トンということのようです。826億円からすれば約5%ということになります。知名度の割には、思ったより少ないシェアですね。

上記の通りこちらは2010年の調査ですので、よりヒアルロン酸が一般的になった現在ではさらにシェアが拡大しているのかもしれません。

膝や腰の関節痛にお悩みの方以外にも、ヒアルロン酸の保湿能力や美容効果・アンチエイジング効果にご興味がある方はヒアルロン酸サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

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