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変形性ひざ関節症治療法/薬物療法(4)

コラム:ひざの痛みをとる方法
「変形性ひざ関節症治療法/薬物療法(4)」


変形性ひざ関節症の治療法は三本の柱からなります。

「薬物療法」、「物理療法」、「運動療法」です。

変形性ひざ関節症では、内服薬は基本的に急性期に使い、慢性期にはできれば外用薬を使うようにしています。

とくに内服薬を処方された患者さんには守ってほしいことがあります。

それは、自分の判断で勝手に薬をのむのをやめないようにということです。

たとえば最初一回二錠あてで薬を渡すときは、「二錠のんでください。痛みがだいぶよくなりましたら、その程度に応じて、自分の判断で一日一錠にしてもかまいません。もし、まったく痛くなくなったら、中止してもよいですよ」と、お話ししておきます。

それからつぎの診察のとき、患者さんの症状が軽くなったことを確認したら、そのつぎは一日一錠あての処方にして、「さらによくなったら、もうのみ薬はやめてけっこうです」と、お話しします。

これは勝手にやめてよいということではありません。患者さんが自主的に減らしたときには、医師に「減らしました」と伝えることがたいせつです。

患者さんがなにもいわないと、医師のほうでは当然のんでいるものと思っていますから、勝手に減らしている場合、症状が変わらないのは「薬が効かないのかな」と判断してしまいます。

つぎに痛みがきたときのさじ加減がわからなくなってしまうのです。

たとえば、一週間ぶんの薬をもらっているのに、一週間たたないうちに四日で痛みがなくなったら、薬をのまなくなるのは当然でしょう。

薬をのまなくなったことに対して医師は怒ったりはしません。のむことを強要しているわけではないのです。

ただ、そのことをあとでもよいのでいってほしいのです。

「もう全然痛くなくなりましたから、薬はやめています」などと医師にきちんと報告してください。

ずっと半年近く薬をだしつづけていて、あるとき「じつは最初の1ヵ月はのんだのですが、あとは全然のんでいなくて、たまってしまったのを、タンスのなかにしまってあるので、もう今日はいいです」などという人がいます。

たぶん遠慮されてなかなかいいだせなかったのでしょうが、これはたいへん困ります。

参考になさってください。

なお、自分が変形性ひざ関節症ではないか?と思ったら、専門の病院で診察を受けること、そして急性期の痛みがおちついたら、それ以上悪くならないようにコントロールすることです。セルフコントロールの方法として代表的なものはヒアルロン酸の活用です。

関節痛や変形性ひざ関節症にお悩みの方はヒアルロン酸サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

ヒアルロン酸の飲み方として、同じく軟骨を形成する成分であるグルコサミンや、その形成を助けるコンドロイチンと同時に摂ることで相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてください。

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